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蝉という新たな山田涼介。【グラスホッパー】

怒涛の4月を駆け巡っていたら、気づいたらお家にやってきたグラスホッパーのブルーレイ。
頭の隅にずっとグラホのことはあったものの、生きるのに忙しくて、予約はするもリリースの日程を最近全然把握してないのです。(マジさんに至ってはコンビニ支払いという慣れないことをして支払い期限が過ぎ慌てて再度予約し直す始末。昔は初回盤たってそんなに慌てなくて良かったのにおじゃんぷもいよいよ戦わねばならないと実感したりなど。)

話がそれた。

スペシャルエディションは、本編に加えて、メイキング、舞台挨拶、そして未公開集などが入っていて、20ページのブックレットとA4クリアファイルも付いてくるので、映画グラホ担にはたまらない。

さて、私は映画自体は結局一度しか見れていないのだが、長いこと山田担をしてきて、個人的に蝉という役は探偵学園Qの天草流以来の衝撃を受けた役だったもので、これは絶対に映像として持っておきたいと思った演技でした。
というのも、これまでやまださまは、まっさらな山田涼介の演じる「天草流」を経てから、自ら演技のコツのようなものを形成してきたのだけれど、やはりどこかに「山田涼介」の欠片のようなものを身に付けていて(それは演技の癖というものも含めて)、どうしてもやまださまとして見えてしまう印象があって。加えてあのルックスでは画面で目立たない方が難しい。やまださま自体の技量はめざましく進歩していくのだが、山田担の私には、どの役を演じても山田涼介というある種の絶対的なキャラクターをぶち破るにはなかなか至ってなかったように感じていたんだよね。

でも蝉を見た時は違った。
第二の山田涼介を見たと思った。

銀髪の効果も抜群だっただろうけども、そこにはあの山田涼介でなく完全なる蝉がいた。迷子の迷子の子猫ちゃんを抱き上げた時にポロッとやまださまらしさが見えた時に安心感を覚えるくらい、そこに山田涼介を感じさせなかったのは、本当になんと言葉で表せばいいのかわからない感動があった。

やまださまはどんな時でも、特に演技とパフォーマンスに関しては一切手を抜かない仕事人であるから、たいてい私達ファンの想像よりも斜め上あたりに飛び出してくるんだが、今回は首がもげるほど見上げなければ見えない位置にいてちょっと焦った。

ただメイキングを見ると、そこにはやっぱりいつものやまださまがいてもうどうしてくれよう、好きしかない。ひとりでインタビューを受ける姿に、探偵学園Qの頃のちょっと照れたような姿が見えて、ああこういうところは変わってないなあと。

ちなみに私が1番好きなのはやっぱり岩蝉コンビの掛け合い。やまださまには昔から重たい役柄が多くてそれがやまださま自身の放つ雰囲気と妙にマッチしているんだが、今回は重たい何かを感じさせながらも、岩西との掛け合いのシーンでは軽やかな普通の会話になっているのね。金田一ではじめちゃんを演じた時とはまた違う、低音ボイスでの軽やかさは、村淳さんとの相性の良さを感じられるし、なかなか表向きに見せることのないやまださまの素の要素も垣間見れる。とても新鮮で大好きな演技だった。

そして鯨との対決シーン。気が狂ってるとしか思えない戦いの中に、醸し出される奇妙な人間味。物語の設定もこのシーンの状況も、かなり非現実的であるのに、そこにいる2人にそれぞれの人生を感じさせるのは、本当に役になりきった役者2人であるからだと思う。共にビルから飛び降りたあとの遺体を眺めるところから始まる、亡霊2人の吹っ切れた姿に、何故か感動すら覚える。

人がバタバタ死んでいく物語なのだけど、ラストに変な胸の引っかかりなく見終えることができるのは、なんかすごいなあと思います。(突然のボキャ貧)


山田担的には演技そのものの他に、お気に入りの黄色シャツごっしごっし洗ってる姿とか、そのシーンを加えたおかげで図らずもサービスショットになった黒タンクトップ姿とか、血まみれで狂ってる姿とか、興奮するシーンいっぱいあったし()、何より忙しい仕事の合間ずっと練習したというナイフさばきと、何度見ても感動する身体能力の高さに終始惚れてまうやろーーーーーーーーーーーーー状態だったことも残しておきます。

やまださま、かっこいいんだ、しってたけど、マジで。